桐蔭学園、悲願の単独Vへあと2勝 準決勝で東海大仰星へリベンジだ
「全国高校ラグビー・準々決勝、桐蔭学園37-24常翔学園」(3日、花園ラグビー場)
悲願とする単独優勝へ、桐蔭学園(神奈川)が“あと二つ”に迫った。大型FWを擁する常翔学園(大阪第2)の強い当たりを、あえて避けないど根性で活路を見いだした。
前半終了間際に1トライを奪われ19-5で折り返すと、そこから取って、取られての展開に。ここで「向こうの強み(FW)を突く」と後半15分、主将のナンバー8山本龍亮(3年)が、敵陣付近でのラックを繰り返し、自ら飛び込んで流れを掌中に収めた。
準決勝は前回、そして第93回大会と、3年で2度、決勝戦で敗れた東海大仰星が相手だ。山本は「ウチと似たチーム。やりやすい。フィットネスしか勝てないので、走り回って絶対にリベンジします」と、挑戦状をたたきつけた。