東福岡が1点守り切る 2年ぶり決勝進出
「全国高校ラグビー・準決勝、東福岡25-24御所実」(5日、花園ラグビー場)
初優勝を狙う御所実(奈良)は前半、風上のポジションを利用して敵陣でのプレー時間を増やし、モール戦に持ち込む戦法が奏功した。
前半4分にそのモールでインゴールになだれ込んで先制すると、同14分、同22分では東福岡(福岡)の、ゴール正面でのペナルティーにも、PGを狙わずラインアウトからのモール戦を選択。これをいずれもトライに結びつけて、前半終了時に19-8とリードを持って折り返した。
しかし東福岡は前半からこだわっていた、ラックから左右に素早く展開する作戦が、後半に効果を見せ始め、同4分FB古賀が反撃のトライ。その後4点差にまで迫ると24分、ラインアウトからボールをもらったロック箸本が中央突破、大きくゲインしたところでSH隠塚へのパスが通り、左中間への逆転トライが成功した。
わずか1点のリードを守り抜いた東福岡が2年ぶりの決勝進出を決めた。