錦織 圧倒4強!わずか1時間強ストレート勝ち!
「男子テニス・ブリスベン国際」(6日、ブリスベン)
男子シングルス準々決勝で世界ランク5位の第3シード、錦織圭(27)=日清食品=が同79位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-1、6-1で下し、2年ぶりに4強入りを果たした。準決勝では昨年の全米オープン覇者で同4位の第2シード、スタン・バブリンカ(スイス)と対戦する。
錦織が、主催者推薦で勝ち上がってきたトンプソンを攻守に圧倒し、わずか1時間強でストレート勝ちした。5度のブレークに成功し「どんどん前に入ってタイミング良く速くプレーしていれば、いい形でポイントを取っていた」と手応えを口にした。
第1セットの第1ゲームでブレーク。フォアの強打や鋭いバックハンドなどで攻めた。2-1の第4ゲームから第2セットの第3ゲームまで7ゲーム連取。ラケットをたたきつけていらだつ相手に隙を見せず、「集中力が途切れないように意識していた」と振り返った。
2年ぶりの準決勝ではバブリンカと顔を合わせる。昨季は全米オープン準決勝で屈したが、ATPツアー・ファイナルで勝っており、通算成績で3勝4敗だ。錦織とは対照的に2時間半を超える準々決勝となり、体力を消耗している相手に対し「攻撃的にプレーできればチャンスは増えると思う」と言い切った。ブリスベンで初の決勝進出を目指す。