荒鷲が今場所2度目の金星「重い懸賞」と夢心地
「大相撲初場所・8日目」(15日、両国国技館)
大関稀勢の里が初日から無傷の8連勝に伸ばし単独トップに立った。全勝で並んでいた横綱白鵬は平幕荒鷲に寄り切られ痛恨の初黒星。荒鷲は6日目の鶴竜戦に続く2個目の金星となった。
荒鷲は2勝がいずれも金星と笑いが止まらない。初の結びで座布団が舞う光景に「テレビでしか見たことがない。うれしい。あんなに重い懸賞は初めて」と夢心地だった。
立ち合い、左に少し動き左上手をつかんで一気。「あれは変化じゃない」と“釈明”。初顔に強い横綱を止めたことに「良かったです」と喜んだ。一番に吉報を届けたい相手には米国に住む父を挙げた。「気楽にいけ」とエールをもらい、見事に応えた。