岡山9区・小原6人抜きも…また“秒差”で届かず悔し2位
「全国都道府県対抗女子駅伝」(15日、京都市西京極競技場発着=9区間、42・195キロ)
降雪の中で開催され、地元の京都が2時間17分45秒で3年ぶりの栄冠に輝いた。8区終了時点で、1位千葉から6位神奈川まで10秒差の大混戦。最終9区で京都がトップに立ち、2位は2秒差で岡山、3位は千葉だった。
岡山9区の小原怜(26)=天満屋=が区間1位の31分45秒で京都を猛追したが、2秒及ばす2位。トップと28秒差、8位からの6人抜きにも「ほんとに悔しい。詰めの甘さは名古屋の時と一緒だぁ」と歯ぎしりした。
リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた昨年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは、田中智美(第一生命)に1秒差の日本人2位で五輪代表を逃した。今回は「絶対に(前を)食ってやろう」と意気込んだが、またもわずかに及ばなかった。
ただ、チームの主将として「中、高校生にメダルをかけることができた。使命は果たしたかな」と満足感も。今後は1月の大阪ハーフを経て、3月の名古屋ウィメンズで世界陸上(8月・ロンドン)の代表入りを目指す。