ジョコビッチ2回戦敗退 格下相手にフルセットで屈す
「テニス・全豪OP」(19日、メルボルン)
男子シングルス2回戦で、3連覇を狙った世界ランク2位で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同117位のデニス・イストミン(ウズベキスタン)に6-7、7-5、6-2、6-7、4-6で敗れる波乱があった。世界99位の西岡良仁(ミキハウス)は第13シードのロベルト・バウティスタ(スペイン)に完敗。女子シングルス2回戦で世界ランク48位の大坂なおみ(日清食品)は第9シードのジョアンナ・コンタ(英国)にストレートで屈し、同種目の日本勢は全て敗退した。
4時間48分の激闘となった2回戦。ジョコビッチはショット、動きの切れを欠き、主催者推薦のイストミンにフルセットで屈した。「最後のショットまでベストを尽くしたが、うまくいかなかった」と静かに語った。
第1セットはタイブレークで落とし、2セットを連取した。第4セットは23本のミスを数えた。再びタイブレークで奪われると、最終セットは第5ゲームでブレークを許し、流れを取り戻す力が残っていなかった。
「デニス(イストミン)は必要な時にビッグサーブとビッグプレーがあった」。相手を称賛したが、本来の驚異的な粘りや勝負強さは影を潜めた。