貴闘力 ギャンブル依存症になるきっかけを赤裸々告白
元大相撲関脇の貴闘力が19日深夜、テレビ東京系で放送された「じっくり聞いタロウ~スター近況報告~」(木曜深夜0・12)に出演。日本相撲協会を解雇される理由のギャンブルにハマったきっかけを赤裸々に語った。
「付き人時代は(兄弟子に)コキ使われるか、練習しているか、どっちかじゃないですか」と貴闘力。厳しい相撲部屋生活のある日、兄弟子から馬券を買って来いとお使いを頼まれた。そのときタクシー代を浮かせた金額5000円分で「この馬2頭いいな」と思った組み合わせの馬券を購入してみたところ、それが80倍のオッズで、なんと40万円に。月々1万円程度しか手にできない付き人時代に、ビギナーズラックで40万円もの大金を手にした経験が忘れられず、次第にギャンブルにのめりこんでいったという。
相撲で稼いだお金はすべてギャンブルにつぎ込んでいたという貴闘力。引退後もギャンブルをやめられず、舅である元横綱大鵬の故納谷幸喜氏に「何度も肩代わりをしてもらっていた」と申し訳なさそうに話していた。
貴闘力は2010年6月、週刊誌に野球賭博に関与したことを報じられ、警視庁の事情聴取で関与を認め、日本相撲協会を解雇された。現在は全国11店舗の飲食店を展開し、ギャンブル依存症に関する講演活動もしている。