男子シングルスで第５シードの錦織圭（２７）＝日清食品＝と第１７シードのロジャー・フェデラー（スイス）との４回戦は、２２日午後７時（日本時間同５時）からセンターコートで行われる。両者は２１日、メルボルンの会場で調整した。

　２７歳の錦織は約３００人が見守ったコートで約１時間、練習した。元世界ランキング１位の強敵を想定してマイケル・チャン・コーチが片手打ちのバックハンドで放った球を打ち返すなどして、３年連続のベスト８入りを懸けた一戦に備えた。

　膝のけがによる長期休養から戻った３５歳のフェデラーはショットの感触を確認して約３０分で練習を切り上げた。ファンサービスに長く時間を割く余裕を漂わせた。

　過去は錦織の２勝４敗で３連敗中。２０１５年ＡＴＰツアー・ファイナル以来の対戦で、四大大会では初となる。チャン・コーチは「いいサーブを打つことが必要。ロジャーに心地よくプレーさせないことが大事だ」と指摘。相手の好調なサーブも警戒し「ケイの長所の一つがリターン。好リターンからポイントを取ってブレークにつなげたい」と期待した。