「卓球・全日本選手権」（２２日、東京体育館）

　女子シングルス準決勝が行われ、４連覇を目指す石川佳純（２３）＝全農＝は、佐藤瞳（ミキハウス）を４－０で退け、７大会連続で決勝に進出した。前回準優勝の平野美宇（１６）＝エリートアカデミー＝も橋本帆乃香（大阪・四天王寺高）にストレート勝ちし、２大会連続で決勝に進んだ。

　石川はカットマンの佐藤を攻略した。いきなり５連続ポイントを奪われたが、脅威の追い上げでジュースに持ち込み、１６－１４で第１ゲームを先取。相手の球の回転に慣れてからは圧倒し「最初リードされたけど何とか粘って、１ゲーム目を取れたことが勝因」と汗をぬぐった。

　午後に行われる決勝では、前回決勝で破った平野との再戦になる。４連覇に王手を懸けた女王は「７回目の決勝になるけど楽しみ」と、緊張感を楽しんでいた。