稀勢、30歳6カ月で横綱も「体も気持ちも元気」 亡き師と同じ年齢で昇進

横綱昇進が決定し笑顔で会見する稀勢の里=小岩アーバンプラザ(撮影・棚橋慶太)
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 日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)が23日、両国国技館で会合を開いた。初場所で初優勝を果たし、25日に横綱昇進を決める理事会が招集されている大関稀勢の里(田子ノ浦)について、横審として横綱に推薦することを決めた。連絡を受けた稀勢の里は師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)と会見に臨み、30歳6カ月と史上4番目の高齢での横綱昇進となるが、「まだまだこれから強くなる」と、伸びしろがあると胸を張った。

 会見では高齢での昇進となったことについて、質問を受けた。「体も元気ですし、気持ちもまだまだ元気ですから。まだまだこれから強くなると思っていますから、これからがまたスタートだという気持ちでやっていきたいですね」と若々しさをアピールした。

 一番の恩人、相撲道での父といえる、先代師匠の元鳴戸親方(元横綱隆の里)も30歳9カ月と、高齢で横綱に昇進した。「まだ全然、成績的には優勝回数も追い付いていないですし(注・隆の里は優勝4回)、まだまだですけど。少しずつ1歩でも近づけるように努力しないといけないんじゃないですかね」と、偉大な師の背中を目指していくことを誓った。

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