稀勢の里 横綱の使命感「高安を大関に引き上げる」
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横綱審議委員会から第72代横綱の推薦を受けた大関稀勢の里が23日、都内で会見に臨んだ。喜びを感じつつ、それ以上に横綱としての責任を自覚する言葉が目立った。
横綱の使命を問われると「もっと人間的に成長していかないといけない。模範になる力士にならないと。稽古場でもみんな見てますからね。若い力士を引っ張っていくのも、僕のできること」と、表情を引き締めた。
成長株の弟弟子、小結高安の名を挙げ「高安を大関に引き上げるのも、自分の使命だと思ってる」と、けん引役となることを誓った。
初場所の優勝が決まった14日目の打ち出し後。田子ノ浦部屋に戻った稀勢の里は、白鵬を撃破するなど援護射撃をしてくれた高安にたいして「高安のおかげだよ」と感謝している。