北京リレーの朝原氏、銀繰り上がりも「率直なうれしさない」
2008年北京五輪でのドーピング再検査の結果、ジャマイカの陸上短距離選手が失格処分となったことを受け、陸上男子400メートルリレー日本チームが銅メダルから銀メダルに繰り上がることに、当時のリレーメンバーの朝原宣治氏が26日、フジテレビ系「FNNスピーク」の電話インタビューに応じ「率直なうれしさは感じない」と語った。
国際オリンピック委員会は25日、北京五輪でジャマイカの陸上男子短距離のネスタ・カーターが禁止薬物に反応したため失格処分としたことを発表。カーターは400メートルリレーにも出場していたことからジャマイカも失格となり、銅だった日本チームが銀に繰り上がる。
朝原氏は「メダルを取った瞬間が私たちにとっては事実であって、『よし!銀メダルにあがった』という率直なうれしさはあまり感じない」と正直な感想を吐露。2020年に迫った東京五輪、パラリンピックについては「1つもドーピングが出ないクリーンな大会にしてほしい」と訴えていた。