セリーナ姉妹対決制し四大大会V23!OP化以降で単独最多記録
「女子テニス・全豪OP」(27日、メルボルン)
女子シングルス決勝で第2シードの妹、セリーナ・ウィリアムズ(35)=米国=が、第13シードの姉、ビーナス・ウィリアムズ(36)=米国=を6-4、6-4で下し、2年ぶり7度目の優勝を果たした。四大大会23勝目で、世界ランク1位に返り咲くことが決定。プロ選手の出場を解禁した1968年のオープン化以降の四大大会で単独最多の優勝記録となった。オープン化以降で自身が持つ最年長優勝記録を更新し、優勝賞金370万豪ドル(約3億2千万円)を獲得した。
姉の返球が外れるのを見届けると、コートに座り込んで両手を上げて喜んだ。セリーナが待ち望んだ決勝での姉妹対決。パワー合戦では爆発力で上回り「ビーナスなしには23度の四大大会優勝はなかった。刺激してくれてありがとう」と感慨に浸った。
第1セット、3-3の第7ゲームにバックハンドのストレートの決定打でブレークに成功して流れを引き寄せた。第2セットは3-3の第7ゲームでバックハンドのクロスのリターンエースでブレークし、押し切った。
昨年は肩の故障に苦しんだが「オフにたくさん治療を受け、エクササイズもした」と振り返った。1回戦からの7試合で1セットも落とさず「私はまだまだ進んでいく」とさらなる活躍を誓った。