4月からプロの萩野公介、渡辺の世界新に発奮 「非常に刺激」
リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22)=東洋大=が30日、都内で行われた日本水泳連盟の表彰式に出席した。最優秀選手に選出され、「いろいろ乗り越えられたので、2016年は成長させてくれた年だった」と振り返った。
前日には渡辺一平(早大)が男子平泳ぎ200メートルの世界新記録を樹立した。自身はまだ達成できていない快挙に、日本競泳界のエースは「やっぱり記録が僕には一番重要で、非常に刺激になった」と発奮。「僕はまだ出せていないが、『いつか出るだろう』じゃなく『必ず出す』という気持ちじゃないと出せない」と気持ちを新たにしていた。
大学卒業後の4月からはプロスイマーとして再出発する。昨年9月に右肘を手術した後、指導を受ける平井伯昌コーチとも話し合い、「『これから何を目指してやっていくんだ?』というので、世界記録を目指すと話した。一歩ずつ着実に近づきたい」と萩野。まずは4月の日本選手権(名古屋)での復帰を目指す。