重友梨佐Vから一夜明け一息 「東京が見えてきたらいいな」
大阪国際女子マラソンを制した重友梨佐(29)=天満屋=が一夜明けた30日、大阪市内でレースを振り返り「ホッとしている部分が大きい」と表情を和らげた。
「いろんな人が連絡をくれて、よくなかったときも知ってくれているので、『涙が出た』って言ってくれました。自分と同じように喜んでくれた」と優勝の実感がわいた様子。
代表選出が有力視される今夏の世界選手権に向けては、代表選手が決まる名古屋ウィメンズ(3月)後まで「なんとも言えない」と前置きしつつ、「トップ争いに絡めるような走りができるようにしたい」と意気込んだ。
2020年東京五輪はまだ「あまりハッキリしていない」というが、「1つずつ目の前にあることをクリアした先に東京が見えてきたらいいなと思う。そこに向かっていく気持ちはしっかり持ちたい」。自信を取り戻した実力者が新たなスタートを切る。