白鵬 故人抱きしめ涙 間垣親方の死に「同じ30代…」
大相撲の元小結時天空の間垣親方(本名・時天空慶晃=ときてんくう・よしあき、モンゴル名・アルタンガダシーン・フチットバータル)が31日午前1時12分、悪性リンパ腫のため都内の病院で死去した。37歳だった。
横綱白鵬(宮城野)が午後6時半、弔問に訪れ、涙を浮かべた。時津風親方によれば、故人を抱きしめていた、という。モンゴルの先輩で、角界入りは自身が先輩という間柄。「同じ30代で早い。酒が本当に強かった。後半は守りに入ったのか、人に酒を勧めるのがうまかった」としのんだ。
04年春場所、十両で初対戦した際は押し出しで勝ったものの「気迫があった。足技はあるし、何でもできる業師だった」と、目を赤くして懐しんだ。天を見上げ「また来世も力士として生まれてください。また飲みましょう」と呼びかけた。