日本2連敗…ダニエル太郎ぶっちゃけトーク「“自分信じろ”ってうっとうしい」
「男子テニス・デ杯ワールドグループ1回戦」(3日、有明コロシアム)
エース錦織圭(日清食品)を欠く日本が崖っぷちに立たされた。シングルス2試合が行われ、世界ランク114位のダニエル太郎(24)=エイブル=がフランスの同18位、リシャール・ガスケに2-6、3-6、2-6でストレート負け。同85位の西岡良仁(ミキハウス)も0-3で完敗し、0勝2敗となった。
初戦に臨んだダニエルは、ガスケに返り討ちにされた。「いいボールを打ってもどんどん返ってくる。クロスのボールは角度があって、チャンスボールに見えてもチャンスボールじゃなかった」。力の差を痛感し、「僕が勝つには相手がミスしてくれるしかなかったけど、ミスってくれなかったですね」と脱帽した。
敗れはしたものの、積極性は見せた。ダブルフォールトは7本を数えたが、力強いサーブ、ショットを心がけた。「アグレッシブにいったので悪くはない。ミスも増えたけど、レベルアップのためには必要なので、悪いミスじゃない。これを続けていかなきゃいけない」と前を向いた。
世界ランクを上げるために必要なのは着実なスキルアップ。そのためにも、実戦で失敗を繰り返しながら果敢にチャレンジしていくしかない。
「人に『自分を信じてランクを上げなさい』と言われたって、そんなに簡単なことじゃないので。『自分を信じろ』って言葉ほど、鬱陶しい(うっとうしい)ものはない(笑)。自分が何をしなきゃいけないのかを理解することが大事で、僕の場合はボールにもっと力をつけていくこと」
ぶっちゃけトークを展開しながら、自らの課題をしっかり見据えた。