日本崖っぷち!3戦全敗で8強逃す 残留懸け入れ替え戦へ…デビス杯

 「テニス、デビス杯」(4日、有明コロシアム)

 日本-フランスのダブルスが行われ、日本は杉田祐一(三菱電機)内山靖崇(北日本物産)組がニコラ・マユ、ピエールユーグ・エルベール組に3-6、4-6、4-6で屈し、最終日のシングルス2試合を残して通算3戦全敗となり、8強入りを逃した。フランスが4月の準々決勝に進み、日本はワールドグループ(WG)残留が懸かる9月の入れ替え戦に回る。

 ダブルスで世界ランク1位のマユ、2位のエルベールがペアを組むフランスの壁は高かった。日本は杉田、内山組が奮闘したが、要所で差が際立った。エース錦織圭の不在が響き、前日のシングルスを合わせて3試合で1セットも取れずに敗退。植田監督は「隙がない」と強敵を称賛するしかなかった。

 ツアー大会の過密日程を考慮して欠場した錦織の存在の大きさばかりが浮き彫りになった。植田監督は「個々の力を上げることにフォーカス(集中)するしかない」と表情をこわばらせた。

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