マリリンのLS北見は五輪に王手 激闘の延長戦制す
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「カーリング日本選手権」(4日、軽井沢アイスパーク)
変則方式のプレーオフが行われ、女子で連覇を狙う1次リーグ全勝のLS北見は1回戦で同2位の中部電力を9-8で破り、決勝一番乗り。
延長の第11エンドまでもつれたが、ラストショットをきっちりとハウス内に収めたLS北見が僅差の勝利をつかんだ。スキップ藤沢は「私が決めたと言うより、スイーパーが決めたという感じ。緊張と安堵(あんど)です」と表情を緩めた。
中央にとどめられれば勝利が決まる最後の一投。藤沢が右手を放すと、吉田夕、吉田知姉妹が距離を伸ばそうと氷上を掃いた。懸命のスイープも、ストーンはイメージよりも先に速度を落とした。
「もうダメだと思った」と藤沢。届かないと判断し、ハウス内から投げる位置を指示した本橋もスイープに呼び、3人で懸命に掃いて石を前に進めた。「頑張ってくれたのが勝因」とチームメートに感謝した藤沢は「集中力をキープして臨みたい」と決勝を見据えた。