本田真凜、貫禄V “本気真凜”で世界ジュニア連覇へ
「フィギュアスケート・全国中学校スケート大会」(7日、ビッグハット)
フィギュアスケートの女子フリーが行われ、3月の世界ジュニア選手権(台北)で連覇を狙うSP首位の本田真凜(大阪・関大中3年)がフリーも1位の124・07点をマークし、合計188・93点で初優勝した。男子は木科雄登(岡山・金光学園3年)が合計182・35点で初優勝を飾った。
これが昨季世界ジュニア女王の貫禄だ。本田は3回転フリップが2回転になるなど2つの連続ジャンプで回転が抜けたが、大きく崩れることなく演技をまとめて優勝。表現力を示す5項目の演技点ではただ一人7点台後半をズラリと並べ、格の違いを見せつけた。
「納得いく演技ではなかったけど、落ち着いて滑れた」。ほぼミスのなかった昨年のフリー演技は123・17点だっただけに、今年はミスがありながらそれを上回り「成長が見えてよかった」とにっこり笑った。
ただ、必要以上の感慨はない。「自分の中での本番は世界ジュニア。そこで結果を残さないと」と切り替え。「去年は優勝なんて無理って気持ちだったけど、今年は絶対優勝と思っている。楽しみで、自信もある」とあらためて連覇を誓った。
大舞台前の最後の試合を終え、「いまは練習したいって思う。1年ぶりかな(笑い)」。課題も見つかり気分は上々。練習嫌いの本田が“本気真凜”にギアチェンジする。