平尾さん長男が父を思う「少ない可能性でも生きようと」
ラグビー日本代表の主将、監督を務め、昨年10月20日に胆管細胞がんのため53歳で亡くなった平尾誠二氏をしのぶ「感謝の集い」が10日、神戸市内で行われた。発起人の一人、平尾氏の長男・昂大(こうた)さんは「ラガーマンとしても人としても素晴らしい人生だったと思う」と感謝した。
15年W杯の南アフリカ戦、劇的勝利の数日前に余命宣告を受けたというが、「どんなに少ない可能性でも生きようとしていた。父はどんなことがあっても一言もつらいと言わなかった」と振り返った。そして「日本ラグビーの飛躍と神戸製鋼の優勝が家族の願いです」と話した。