ラグビー日本代表の主将、監督を務め、昨年１０月２０日に胆管細胞がんのため５３歳で亡くなった平尾誠二氏をしのぶ「感謝の集い」が１０日、神戸市内で行われた。約８００人が参加した式典には、全国高校ラグビー大会を制した京都・伏見工時代の恩師、山口良治氏（７４）＝現伏見工・京都工学院ラグビー部総監督＝や、日本ラグビー協会の森喜朗名誉会長（７９）らが参加。サッカー元日本代表監督で、日本サッカー協会副会長の岡田武史氏（６０）や、京都大ｉＰＳ細胞研究所の山中伸弥所長（５４）ら、生前に親交があった多くの著名人も集まり、故人をしのんだ。

　日本ラグビー協会の森名誉会長は、日本で開催される１９年Ｗ杯の組み合わせ抽選会が、５月１０日に平尾氏の故郷・京都で行われることから「世界中のラグビー関係者が集まる中で大きな役割をしてほしかった。とても残念」としのんだ。そして「（東京）五輪やＷ杯がうまくいった、と報告できるよう支えてほしい」と言葉をかけた。