リレー侍・飯塚、米合宿で飛躍データ「200メートル20秒切れる」
リオ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(25)=ミズノ=が10日、米カリフォルニア州ロサンゼルスでの合宿を終えて成田空港着の航空機で帰国し、「100メートル、200メートルの両方を頑張るための貴重なデータをいただいた。楽しみ」と手応えを口にした。
4日に出発し、10日に帰国と短期間だったが、得た経験は大きかった。飯塚は「ウエートトレーニングや走っている時の(体の)角度など貴重なデータを頂いた」と密度の濃い滞在に声を弾ませた。
中でも貴重だったのが「体や脚の長さを考えると最初の1歩は20センチぐらい前に置いた方が良い」というアドバイスだった。185センチの長身が目を引く飯塚だが、走り自体はピッチが持ち味。「身長を生かした走りができていなかったけど、それができるようになったら楽しみ。ストライドが1センチ伸びれば200メートルで20秒を切れる」。ピッチを保ちつつ長身も生かすという、体格と技術の両方を生かした走りの習得に意欲を見せた。
今季は本職の200メートルだけではなく100メートルにも積極的に参戦する意向もあり、「飛躍の年にしたい」と目を輝かせていた。