ボート日本に痛手の変更案…男子軽量級かじなしフォア外れる

 国際ボート連盟(FISA)は11日、東京都内で臨時総会を開き、20年東京五輪の実施種目案が決まり、男子軽量級かじなしフォアが外れた。軽量級に重点を置いてきた日本にとって痛手となる変更で、強化方針の見直しも迫られる。日本協会の大久保尚武会長は「力を入れてきた種目なので、非常に残念」と肩を落とした。

 体重制限のないオープン種目では体格差が成績に影響しやすく、欧米に比べて小柄な日本勢は歯が立たないのが現状だ。日本は昨年のリオ五輪で男子のかじなしフォアを含む軽量級3種目で出場を目指し、男女ダブルスカルの計2種目で出場枠を得た。

 3月には代表選考レースを行う予定だが、男子軽量級かじなしフォアの選抜は取りやめる方針。日本協会の崎山利夫強化委員長は「強化のメインは五輪種目」と述べた。大久保会長は「オープン種目でもきっちりやれる体制をどうつくるかが、これからの使命」と長期的な展望を語った。

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