日本勢振るわず伊東の17位最高 葛西は2回目に進めず
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子個人」(11日、大倉山ジャンプ競技場)
日本勢は伊東大貴(雪印メグミルク)が128メートル、119・5メートルの205・6点で17位となったのが最高だった。葛西紀明(土屋ホーム)は1回目に113・5メートルの87・4点にとどまり、上位30人による2回目に進めず35位に終わった。260・2点で並んだマチェイ・コット(ポーランド)とペテル・プレブツ(スロベニア)がともに優勝、コットはW杯初優勝、P・プレブツは今季初勝利で通算22勝目。
葛西の飛躍には伸びが欠けていた。風に恵まれなかったこともあり、K点を9・5メートルも下回る113・5メートルに着地。1回目で35位に沈み、日本開催のW杯では5季ぶりに2回目に進めなかった。応援に駆けつけた家族の前であえなく失速し、「地元でこれだもんね。悔しいとか通り越して、しょうがない」と苦笑いするしかなかった。それでも「全然、引きずりはしない」と12日の試合での巻き返しを誓った。