伊東が日本勢最高8位に「ほっとした」と胸をなで下ろす
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子」(12日、大倉山ジャンプ競技場)
日本勢は伊東大貴(雪印メグミルク)が2回とも128メートルを飛び、216・7点で8位となったのが最高だった。葛西紀明(土屋ホーム)は1回目に空中でバランスを崩して81メートルと失敗、2戦続けて上位30人による2回目に進めず、50位に終わった。カミル・ストッホ(ポーランド)が1回目の2位から逆転して今季6勝目、通算21勝目を挙げた。
伊東は5位となった第6戦以来、今季2度目の1桁順位に入った。2回ともK点(123メートル)を5メートル越えて8位。「大きなミスはなかったので、ちょっとほっとしている」と胸をなで下ろした。ただ、優勝したストッホとの差は46点で、飛距離換算で25メートル以上ある。開幕が10日後に迫った世界選手権に向け「今より上の位置で戦えるように調整して臨む」と気を引き締めた。