ロンドン五輪銀のフジカキペア再結成 東京五輪目指し再出発

 記者会見後にポーズをとるロンドン五輪のバドミントン女子ダブルスで銀メダルの藤井瑞希(左)と垣岩令佳(共同)
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 「バドミントン・S/Jリーグ」(12日、代々木第2体育館)

 バドミントン女子ダブルスで12年ロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希(28)、垣岩令佳(27)の「フジカキ」ペアが12日、約4年ぶりに再結成することを発表した。藤井は14年から海外でプレーしていたが、再春館製薬所に所属し、東京五輪を目指して再出発する。また、S/Jリーグ最終日が東京・代々木第二体育館で行われ、女子は再春館製薬所が1-2で日本ユニシスに敗れ6勝1敗で並んだものの、マッチ率で上回り初制覇。男子はトナミ運輸が4季ぶり7度目の優勝を果たした。

 日本バドミントン界に初めて五輪メダルをもたらしたフジカキペアが電撃復活だ。12年を最後にペアを解消し、第一線を退いていた藤井は14年から2年間はドイツ、16年は英国でプレー。ただ、昨年4月に地元・熊本を襲った震災を機に「被災者に笑顔や元気を届けたくてまた日本でプレーしようと決めた。復帰する以上、日本代表、東京五輪を目指したい」と挑戦心が芽生えたことを明かした。

 対する垣岩は解消後、前田美順と組んでいたが、相次ぐ故障で15年を最後に試合から遠ざかった。16年2月に右膝半月板を手術し、同3月には右肘じん帯の再建手術。「もう一度藤井先輩と組めるとは思ってなかった。まだ膝が完全でなく不安が大きいが、早く2人でプレーできる日を楽しみにしている」とコート復帰を目指す。

 東京五輪を目指す上でリオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀(日本ユニシス)にも胸を借りる。後輩の女王ペアに対し「(金メダル獲得は)正直悔しさよりも、すごいと思う気持ちが強い」と藤井。「今すぐ日本でやれる自信はないが、前の実績を忘れて一から若手に挑戦したいと思う」と覚悟を示した。

 20年には32歳になるが、「できるところまでプレーしたら次は引退という中で、もう一度、垣岩とのペアで締めくくりたい」と藤井。再春館製薬所の商品は使ったことがなく、「まだ今年で29歳なので。30歳になったらドモホルンリンクルを使います」。“若返り”も図りながら、ニューフジカキとして再び大舞台を目指す。

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