春場所開催告知の御免札を設置 前売り券は即日完売
大相撲春場所(3月12日初日)の開催を告知する「御免札(ごめんふだ)」が13日、会場のエディオンアリーナ大阪に設置された。初場所で優勝した稀勢の里(30)=田子ノ浦=が第72代横綱に昇進した直後の場所とあり、浪速の相撲人気も過熱。5日に発売された前売り券は即日完売した。
今年から春場所担当部長となった伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「チケットが売れなかったから、大阪の街を歩いて売り歩かないとダメかな、と思っていたけど、杞憂(きゆう)に終わった。就任早々に感謝してます」と笑いが止まらない。
同親方は近大(東大阪市)出身で大阪は第2の故郷。「大阪の人は相撲好き。アマチュアの大会も多いしね。稽古も見に来てくれる人が多いし、稽古場で目が肥えている人が見るから環境がいい」と、話した。
稀勢の里を含めた4横綱に加え、地元出身力士の活躍が盛り上がりのカギを握る。「豪栄道や宇良。宇良はおもしろい相撲を取りますから」と、新入幕が確実なアクロバット力士に期待した。