伊藤逆転金 “アジアの鬼”アジア地域でのW杯5戦4勝、高梨にプレッシャー

 「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯」(15日、韓国・平昌)

 平昌冬季五輪のテスト大会を兼ねて行われ、1回目2位の伊藤有希(22)=土屋ホーム=が逆転で今季、通算とも4勝目を挙げた。

 1年後も同じように笑っているのかもしれない。今季、日本で行われた4戦で3勝を挙げ、この日も来年の五輪会場となる韓国・平昌で好飛躍。アジア地域でのW杯大会では無類の強さを誇る。

 「来年に向けていいイメージができました。運にも助けられました」と満面の笑み。1本目の96メートルで2位につけると、「タイミングを大きく外した」という2本目は言葉とは裏腹に101・5メートルの大ジャンプ。最終ジャンパーの高梨にプレッシャーをかけて逆転を呼び込んだ。

 今大会は男女が同会場とあって、土屋ホームの葛西紀明監督とともに出場。前日はバレンタインデーのチョコをプレゼントしたという。「初めて一緒にいるので渡しました」。そんな師匠からは「力みすぎずリラックスして」とアドバイスされたそうだが、「もうちょっとリラックスできたらタイミングが合ったのに」。勝っても反省した22歳は間違いなく平昌五輪の金候補。高梨とのワンツーは決して夢ではない。

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