大相撲初場所で優勝し第72代横綱に昇進した稀勢の里(30)=田子ノ浦=の祝賀パレードが18日、出身地の茨城県牛久市で行われ、約5万人が沿道に詰め掛けた。同市の市民栄誉賞贈呈式、祝賀会も行われ、稀勢の里が母の裕美子さんに優しさを見せた。
市民栄誉賞贈呈式で裕美子さんは息子にメダルをかけようとしたが、身長が届かず一苦労。すると、稀勢の里はメダルを手に取り、裕美子さんの首へかけてあげた。この“ファインプレー”には、詰めかけたファンも思わず拍手。稀勢の里はこの行為について聞かれると、「(母と)まだ話をしていないので」と照れ気味に話した。