今井正人、東京マラソン目標タイムは「2時間8分30秒+アルファ」
男子マラソンの世界選手権(8月、ロンドン)代表選考会を兼ねた東京マラソン(26日、東京都庁~東京駅前)に出場する有力選手が24日、都内で会見した。2時間7分39秒の自己記録を2015年の同大会でマークした今井正人(32)=トヨタ自動車九州=は「この2年間でアップダウンはあったが、それをクリアしてきた。レースの中でプラスアルファを出したい」とコメント。目標タイムも「2時間8分30秒+α」とボードに書いた。
今回は新コースとなり、過去に出場経験のある選手にとっても未知の部分もあるが、コースがフラットになり好記録も期待されている。「アップダウンが自分の勝負のポイントと考えていたが(今回は)最後が平たんなコース。コースを使ってではなく、自分の体でギアチェンジできたら」とプランを明かした。
海外勢は前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(34)=ケニア=ら強豪ぞろい。前日にコースを試走したキプサングは「かなり平らなコース。細かい曲がり角はあるけど、アップダウンが少ない」と分析。目標タイムを「2時間2分50秒」と掲げ、世界記録の2時間2分57秒の更新を目指す。しかも「それができたとしてもサプライズではない」と、自信を見せた。
そのほかの日本人選手は、昨年のこの大会でマラソンデビューした服部勇馬(23)=トヨタ自動車=や昨年のニューヨークシティー・マラソン4位の山本浩之(30)=コニカミノルタ、ロンドン五輪代表の藤原新(35)=ミキハウス=、前田和浩(35)=九電工=らが出場する。世界選手権の男子マラソンは最大3枠で、派遣設定記録は2時間7分。