83失点…サンウルブズ試練の船出 前年王者に大敗も収穫は新戦力の経験
「スーパーラグビー、サンウルブズ17-83ハリケーンズ」(25日、秩父宮ラグビー場)
日本チームのサンウルブズは、昨年優勝のハリケーンズ(ニュージーランド)に17-83で大敗し、今季初戦を白星で飾れなかった。攻守とも終始圧倒されたが、ティアティア・ヘッドコーチ(45)は課題とともに2年目の手応えを強調した。
ハリケーンズの猛威に、まるで歯が立たない。サンウルブズの2年目は厳しい船出となった。開始5分に最初のトライを許すと、嵐に巻き込まれたように前半だけで7トライを許す。後半も猛攻を止められないまま6トライを奪われた。
83失点は昨季のチーターズ戦(17-92)に次ぐ大量失点。3つトライを決めたものの、2つがビデオ判定という際どさだった。トップリーグMVPの中嶋は「相手のパワープレーにやられた。反省して攻撃していきたい」と唇をかんだ。
昨季は対戦がなかったニュージーランド勢との初戦で力の差を見せつけられた。それでも「12人の選手がスーパーラグビーでデビューしてくれた。選手一人一人が力を出し切ったことを祝福してほしい」と新戦力の経験を収穫に挙げた。