高梨沙羅、世界選手権銅に「申し訳ない気持ちでいっぱい」
フィンランド・ラハティで行われたノルディックスキーの世界選手権で銅メダルを獲得したジャンプ女子の高梨沙羅(20)=クラレ=と、銀メダルを獲得した伊藤有希(22)=土屋ホーム=が28日、成田空港着の航空機で帰国した。
4度目の世界選手権で悲願の金メダルを狙った高梨だったが、1本目2位から逆転を狙った2本目で力んでしまい、飛距離を伸ばせず。試合後は涙を流した。「目標の試合にピークを持っていく力が足りない」と、反省。それでも銅メダルという堂々たる結果だが「申し訳ない気持ちでいっぱい」と話し、「今後に繋がる反省をしていきたい」と、1年後の平昌五輪を見据えた。
2本の安定したジャンプで2大会連続の銀メダルに輝いた伊藤は、「今季は夏から世界選手権を目指して調整してきたので、目標を達成できてよかった」と笑顔。「2年前は結果で満足していたけど、今回は内容で満足している。ただ、内容が良くて銀なので、1年後への大きなモチベーションにもなる」と、前向きに話した。