稀勢の里、化粧まわしと太刀贈られる 4日の住吉大社土俵入りでお披露目
大相撲の第72代横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=は2日、大阪市内で開かれた同部屋の激励会で初の三つぞろいの化粧まわしが後援会から贈られた。赤富士に師匠田子ノ浦親方のしこ名「隆の鶴」にちなみ、鶴のデザイン。4日の住吉大社土俵入りでお披露目する。
親方は「私の地元、鹿児島の出水市は鶴の飛来地。鶴はつがいで飛ぶ。富士山に親鶴が2匹、子供が生まれ3匹になり一人立ちして富士山の頂上上る」と、3つの化粧まわしに描かれた鶴の意味を説明した。
会では室町時代から刀匠の家系として続く岐阜県関市の25代藤原兼房さんが鍛えた太刀も贈呈された。刀身には竜の文様と心技体の文字が刻印されている。
集まった700人の激励に新横綱は「このような素晴らしい化粧まわしと太刀を本当にありがとうございます。おかげさまで優勝し横綱に昇進できました。恥じぬような成績を残し、皆様にまたいい報告がしたい」とさらなる活躍を誓った。