瀬古リーダー日本人ランナー結果残せず大喝!「東京で走れるわけない」

 「陸上・びわ湖毎日マラソン」(5日、大津市皇子山陸上競技場発着)

 リオデジャネイロ五輪代表の佐々木悟(31)=旭化成=が2時間10分10秒で日本人トップの4位に入ったが、タイム、レース内容とも低調で世界選手権代表入りは絶望的となった。箱根駅伝3連覇の青学大のエースで、2度目のマラソンに挑戦した一色恭志(22)は、30キロ過ぎで途中棄権。好位置でレースを進めた初マラソンの村沢明伸(25)=日清食品=も終盤大幅に失速し、2時間17分51秒で28位に終わるなど、期待された若手が結果を残せなかった。

 レース後の競技場を見つめながら、日本陸連の瀬古利彦長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)は、何度も首をひねった。風はほぼなく、気温も絶好のマラソン日和。それでも日本人トップは31歳の佐々木の2時間10分台という平凡なタイムで、期待の若手も全滅した。

 「これ以上のコンディションはない。7、8分台は期待した。なぜ走れないのか分からない。大喝ですよ」

 期待された一色は30キロ過ぎで途中棄権し病院直行。東海大時代、“怪物”と呼ばれ箱根路を沸かせた村沢も、終盤に大失速。ゴール後は担架で運ばれた。

 東京マラソンで24歳の井上(MHPS)が2時間8分台をマーク。初マラソンの25歳の設楽(ホンダ)が30キロ過ぎまで日本記録を上回るペースの快走を見せ、2時間10分を切る好レースを披露。低迷期からの脱却を目指す中、若手の台頭の機運が高まっていただけに、瀬古リーダーの嘆きは止まらない。「ショック。裏切られた。これで走れないんじゃあ、東京(五輪で)走れるわけないよ」と、失望を隠さなかった。

 これで世界選手権代表は井上、公務員ランナーの川内(埼玉県庁)、ロンドン五輪代表の中本(安川電機)の選出が濃厚。井上を除けば、次の世界選手権で代表からの撤退を表明している川内、34歳の中本という、3年後の東京五輪に向けて不安が募る結果となった。かつて名ランナーとしてならした瀬古リーダーは「若手を呼んで、話し合う場面を作りたい」と、若手への“闘魂”注入を示唆。あと3年。残された時間はそう長くはない。

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