女子空手の植草歩（２４）＝高栄警備保障＝が９日、都内で俳優の草刈正雄、タレントの紅蘭の親子と「日本生命３月９日“Ｔｈａｎｋｓ　Ｓｕｐｐｏｒｔｅｒ’ｓ　ｄａｙ”制定記念イベント」に出演。植草は日ごろの周りのサポートに対し、東京五輪での金メダル獲得を誓った。

　道着姿に裸足で登場した植草は、「道着は正装なので、寒くないです」とキリリ。イベントでは同席した所属先の高栄警備保障・高橋寿社長や普段のサポート態勢への感謝を込めたムービーや手紙が紹介され、「空手ができるのは会社や周りの方のサポートがあってこそ。感謝しかない」と語った。

　これを受けた高橋社長は、「一生の記念になります。（植草は）普段から言葉や礼儀作法がしっかりしている」と謝辞。手紙を読み上げた植草は「細かな言葉を使い、少し照れくさいけど、感謝の気持ちをきちんと伝えなければと実感しました」と感想を表した。

　昨年１０月の世界選手権、女子組手６８キロ超級で金メダルを獲得した植草は、１２月の全日本選手権でも２連覇を達成。空手が東京五輪の追加種目に決まり、「空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ」と呼ばれるなど、注目度が増している。

　植草はイベントの最後に、「世界選手権で君が代を聞いたときは涙が出ました。東京オリンピックでの金メダルが恩返しだと思います」と力強く語った。