白鵬、被災者支援「これからも要望あれば」3・11が誕生日、土俵祭りで黙とう
大相撲春場所の初日を前に11日、エディオンアリーナ大阪で土俵祭りが行われた。八角理事長(元横綱北勝海)ら親方衆、三役以上の力士が出席し、場所中の安全などを祈願した。土俵祭りの前には11年3月11日に起きた東日本大震災の被災地へ黙とうを捧げた。
横綱白鵬(宮城野)は32歳の誕生日を迎えた。「6年がたった。当時は誕生日を3月10日に変えようと思っていたけど、今となればこの日に生まれたのも宿命と感じている」と、特別な思いを抱き、春場所を迎えてきた。
自らが先頭に立ち、被災地を慰問し、土俵も作り、義援金も送ってきた。「これからも要望があれば応えていきたい。今までやってきたことは間違いない」と力を込めた。
被災者への思いがモチベーションになる。「テレビ画面を通じて笑顔でお会いできたら」。過去7度の賜杯を手にし連覇中の春場所で復活の38度目優勝を目指す。