処分解除のバド桃田、田児とは「一切連絡取ってない」
違法賭博行為をしていたことが発覚し、無期限大会出場停止処分を受けているバドミントン男子の桃田賢斗(22)=NTT東日本=が12日、日本協会が5月15日付での処分解除を承認したことを受け、千葉県市川市内で取材に応じた。自身を違法カジノ店に誘った田児賢一(27)については「あの事件以来、一切連絡をとっていない」と話した。
賭博問題については「軽率な行動だったと深く反省している。信頼回復に努めたい」とあらためて反省の弁を述べるとともに、復帰に向けて「スポーツマンとしてだけでなく、人として大きくならないと、本当のトッププレーヤーにはなれない」と再発防止を誓った。
桃田は昨年4月、所属の先輩でロンドン五輪代表の田児とともに違法カジノ店に通っていたことが発覚し、同件で選手・関係者9人が処分される事態にまで発展した。当時男子シングルス代表のエースだった桃田はナショナルチームから除外され、五輪出場権は剥奪。桃田らを賭博の道に誘った田児は無期限の資格停止処分を受け、所属していたNTT東日本から解雇されたが、昨年12月にマレーシアリーグで復帰している。