絶対王者・小平 究極目標は“打倒男”!?「未知の世界にいけるように」
絶対女王の究極目標は“打倒男”!?スピードスケートで今季500メートル15戦15勝と、無敵の強さを見せた小平奈緒(30)=相沢病院=が14日、ノルウェーでのW杯最終戦を終え、成田空港に帰国した。
これ以上ない結果でシーズンを終え、大会後には「未知の世界に行けるように頑張りたい」と発言。その真意を問われ「言葉にすると、ゴールを決めてしまうことになるので」と明言は避けたが、指導する結城匡啓コーチ(51)は「男子に勝ちたいというモチベーションが出てきたんじゃないか」と本人の思いを推測した。
最近になり、小平はよく「男子はどうして速いのか」という疑問を口にするという。W杯などでは男子の優勝選手と女子の優勝選手のタイム差は、通常2秒後半から3秒。それを小平は13日のレースで2秒21まで縮めた。
「こんな記録出せるの!っていうところまで行きたい」。18年平昌五輪の金メダル大本命となった30歳の中には、常識を覆す野望も生まれつつあるのかもしれない。