島田高志郎は14位「これが今の実力」世界ジュニア男子
「フィギュアスケート・世界ジュニア選手権」(16日、台北)
男子フリーが台北アリーナで行われ、ショートプログラム(SP)12位の島田高志郎(15)=岡山・就実中=はフリー13位の125・33点、合計194・10点で14位だった。友野一希(18)=大阪・浪速高=は合計211・28点で9位。優勝はSP5位のゾウ(米国)で合計258・11点だった。
島田は、冒頭の3回転アクセルを腰痛の影響で回避して2回転に挑み、成功。続く3回転ルッツからの連続ジャンプで手をつくなど小さなミスはあったが、最後までフリー曲「ロミオとジュリエット」を演じきった。
「これが今の実力です。スピードが出せず反省だらけ」と辛口で振り返った島田。「今までも言ってはいたけど、世界に通用するようになるためには、大技が必要だなとより感じた」と言い、まだ伸びている身長など体のバランスを見ながらトリプルアクセルの安定感を増したい考えだ。
友野と合わせた出場2選手の合計順位が28以下だったため、来年の世界ジュニアで2枠の国別出場枠を確保。「今は本当にホッとしました」と表情を緩めた。