3位の坂本、来季は後半ジャンプ「5本跳ぶ」世界ジュニア終え帰国
フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で銀メダルを獲得した本田真凜(15)=大阪・関大中=、銅メダルの坂本花織(16)=神戸FSC=らが20日、関西国際空港着の航空機で帰国。報道陣約20人、居合わせたファン約80人に迎えられて到着ゲートに登場した。
ショートプログラム(SP)、フリーともに完璧な演技で自己ベストを大幅に更新した坂本。「3位という結果は満足」と話したが、1つだけ後悔が残るという。
それは優勝争いに食い込む余地がほとんどなかったこと。基礎点が1・1倍となる演技後半に、優勝したザギトワ(ロシア)はフリーで全てのジャンプを、本田は5本を跳ぶ構成だった一方、坂本は前半に5本跳び、後半ジャンプが2つのみ。技術点で差が開くため、真っ向勝負ではほとんど勝ち目がなかった。
「フリープログラムを作るとき、曲に合わせて作ったのでジャンプの構成を考えていなかった」と坂本。シーズン中の構成変更が難しかったと振り返り「いまになって後悔している」と唇をかんだ。来季は「反対にしたい」と前半2本、後半5本の構成を視野に入れていると明かした。