フィギュア宮原知子が世界選手権欠場 五輪3枠取りに暗雲

 日本スケート連盟は20日、フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド、ヘルシンキ)に出場予定だった女子のエース、宮原知子(関大)が、左股関節の疲労骨折の回復が遅れているため、欠場すると発表した。1月半ばに発症以降、2月の四大陸選手権とアジア大会を欠場し、全力で治療とリハビリに努めてきたが、痛みが取りきれず、2週間後の試合で良いパフォーマンスはできないと判断された。補欠の本郷理華(邦和スポーツランド)が代わりに出場する。

 宮原はスケート連盟を通じて「世界選手権に向けて徐々に練習量を増やし、調整してまいりましたが、痛みが継続するため、棄権を決断致しました。来シーズンに向けて今は治療に専念し、完全復帰が出来るように頑張っていきます。ご迷惑とご心配をおかけし、申し訳ありません」と、コメントを発表。出場が決まった本郷は「この度、世界選手権に出場させていただくことになりました。本来なら行けるはずではなかった世界選手権に出場できることに感謝して、今自分にできる最高のパフォーマンスを発揮できるよう強い気持ちで頑張ります」と、意気込みを示した。

 今回の世界選手権には、来年の平昌五輪の国別出場枠が懸かっており、最大3枠を目指す日本にとって、昨年のGPファイナル2位のエース宮原の不在は大きな痛手となりそうだ。

 ◆平昌五輪の国別出場枠 3月の世界選手権(ヘルシンキ)で各種目の国別出場枠(最大3枠)が決定する。男女とも3人が出場する日本は上位2人の順位の合計が13以内なら3枠、14~28以内で2枠を獲得。29以下なら1枠となる可能性がある。

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