亜久里氏が語るF1のお金の世界 ドライバー年俸10億、チーム登録55億…
F1レーサーとして1990年代に活躍した鈴木亜久里氏が23日深夜にテレビ東京系で放送された「じっくり聞いタロウ~スター近況報告~」(木曜深夜0・12)に出演。一般人とは桁が違う、衝撃のF1におけるお金事情を赤裸々に語った。
鈴木氏は1990年に、世界最高峰のカーレースであるF1で、日本人ドライバーとして初の3位表彰台を獲得し、およそ7年間活躍した。番組MCの次長課長・河本準一が「F1ですから、とんでもないお金が動いているわけですよねえ?」と質問すると、ネプチューン・名倉潤は「1年いくらで契約するんですか?」と、鈴木氏が答えやすいよう具体的に金額を尋ねた。
すると、鈴木氏は「ダメだと切られるし、良ければお金が入る」と、高額ではあるけれど厳しい世界だと断った上で「(1年間で)7億とか8億とか」と回答。名倉が「7億とか8億が7年続くわけですよね?」と確認すると、鈴木氏の答えは「(一番良い年で)10億円弱」。
想像よりも高い年収に、出演者一同が「10億円弱!?」と、思わず鈴木氏の答えを繰り返し、名倉は「そら、命懸けてるからね」と、驚きながらもF1レーサーの年収に納得していた。
また、鈴木氏は日本人初のオーナーとしてF1チームを立ち上げ、2006年のシーズンから参戦。まず、「最初にチームをエントリー(登録)するのに55億円いるんです」とさらりと話すと、F1の桁違いのお金事情に、河本は「何もしてない。登録するだけ」とつぶやき、鈴木は「それは一年間で返ってくる」と参戦に対して支払う経費ではなく、返却されるお金だと説明。
また、55億もの大金は自分の持ち出しではなく「借りたんですよ。普通は借りれないよね。でも何人か貸してくれる人がいた」と、F1の世界ならではの人脈で貸してくれる人が現れたと語った。その話を聞いて、名倉が「55億は一人じゃないですよね。何人かが…」とコメントする途中で、鈴木氏が「いや、1人」と訂正すると、「1人で!?そいつアラブ(の石油王)やな。アラブ以外、考えられへん」と、けた違いの金持ちがF1の世界にはいるんだと感心していた。