リオ銅・瀬戸大也が早大卒業「課題ヒーヒー言いながらやった」
リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(22)=JSS毛呂山=が26日、早大の卒業式に出席した。茶色のスーツにえんじ色のネクタイでフォーマルにビシッと決めつつも、「早稲田カラーを意識しました。目立ってやろうと思って」と母校愛をにじませた。
入学した2013年に出場した世界選手権(スペイン)で初優勝し、15年世界選手権(ロシア)で連覇するなど、大きく飛躍した4年間。「合宿や試合が多くて学校に行けないことが多かったけど、先生と相談して課題をヒーヒー言いながらやったのが思い出。みなさんのおかげで競技と勉強を両立できた」と振り返った。
早稲田の魅力は人脈の広さ。同世代の他競技では、ラグビーの藤田慶和(パナソニック)、ノルディックスキー複合の山元豪、スノーボードの神野慎之助らの活躍に刺激を受けた。さらに、同い年でフィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が早大の通信教育課程に在籍しており、「同じ大学なので、(きょう)羽生君に会いたかったですね」と残念がった。
4月の日本選手権(名古屋市)では、200メートル、400メートル個人メドレー、100メートル、200メートルバタフライの4種目に出場予定。「初日の400メートル個人メドレーでは自己ベストで優勝したい」と、社会人一発目のレースに向けて気合を入れた。