16歳・樋口新葉、復調のノーミス発進 フリーも「失敗しないように」
「フィギュアスケート・世界選手権」(29日、ヘルシンキ)
女子ショートプログラム(SP)で日本勢は65・87点をマークした樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館高=の9位が最高。本郷理華(20)=邦和スポーツランド=は12位、三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=は15位で、18年平昌五輪出場枠「3」の獲得は厳しくなった。
もがき苦しんでいた今大会最年少出場の16歳が輝きを放った。9位に終わり、自ら「撃沈」と口にした四大陸選手権から約1カ月。初出場で大きなミスのない演技を披露した樋口は「ほっとしている」と笑みを浮かべた。
全日本選手権で2年連続2位のホープは、宮原をけがで欠く中で復調ぶりを十分に示す魂の演技。五輪枠が決まるフリーに向け、「思い切り滑ることを意識しながら、失敗しないようにしたい」と意気込んだ。