宇野世界歴代3位!メダル獲得で平昌五輪へステップ
「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
来年の平昌五輪の国・地域別出場枠を懸けた大会は、男子ショートプログラム(SP)を行い、宇野昌磨(19)=中京大)が世界歴代3位の104・86点をマークし、2位につけた。
宇野は右手を突き上げた。自己ベストを4・58点も塗り替え、世界歴代3位の高得点をマーク。「すごく高い点数でうれしかった」。7位に終わった昨年の雪辱へ、目標の頂点に一歩近づいた。
史上初めて成功させた4回転フリップを冒頭で決めると、4回転-3回転の2連続トーループも成功した。こだわりの強い表現面では、演技点で5項目のうち4項目が9点台と高評価を受けた。
時差ぼけ対策として開幕の1週間以上前からフィンランドに入った。2~3月は4週間で3大会に臨む過密日程をあえて選び、心の調整法も模索した。
「フリーでまた一から(いい演技を)作り上げたい」。世界選手権で初のメダルをつかめば、平昌五輪へ大きなステップになる。