三原舞依が10人抜き5位健闘も…日本女子4大会ぶり五輪2枠
「フィギュアスケート・世界選手権」(3月31日、ヘルシンキ)
女子フリーが行われ、初出場でSP15位の三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=がフリーで自己ベストとなる138・29点をマーク。合計197・88点で大幅に順位を上げ、5位に浮上したが、樋口新葉(16)=日本橋女学館高=が11位、本郷理華(20)=邦和スポーツランド=が16位に終わり、上位2人の合計は「16」。「13」以内に与えられる18年平昌五輪出場の最大3枠を逃し、2枠にとどまった。
日本女子が3枠を逃すのは、02年ソルトレイクシティー五輪以来、4大会ぶり。世界選手権出場3人に加え、今大会を怪我で欠場したエースの宮原知子、元世界女王の浅田真央、ジュニアから来季シニアに転向する本田真凜、坂本花織ら多くのタレントを抱える日本女子だが、来季の五輪代表争いはさらにし烈を極めることとなった。
※過去3大会の日本女子の五輪枠取り
◇06年トリノ五輪
前年の05年世界選手権に村主章枝、安藤美姫、荒川静香の3人で臨み、村主が5位、安藤が6位に食い込み、上位2人の合計11で3枠を獲得した。荒川は9位。本大会もこの3人が出場し、荒川が金メダルを獲得した。
◇10年バンクーバー五輪
前年の09年世界選手権に安藤美姫、浅田真央、村主章枝で臨み、安藤が銅メダルを獲得、浅田が4位に入り、上位2人の合計7で3枠を獲得した。本大会は浅田が銀メダルを獲得した。
◇14年ソチ五輪
前年の13年世界選手権には浅田真央、村上佳菜子、鈴木明子の3人で臨み、浅田がSP6位からフリーで順位を上げ銅メダルを獲得。村上が4位に食い込み、上位2人の合計7で3枠を獲得した。本大会では浅田の6位が最高だった。