松岡修造、錦織へGS勝つなら「今年」 若手台頭を懸念
スポーツキャスター、タレントの松岡修造が3日、都内で行われたWOWOWの番組「WOWOWテニスデーAPRIL~錦織圭・大坂なおみ いざ勝負の全仏へ!語り尽くせ5時間SP~」(15日後0時30分)で放送するプロ野球解説者の古田敦也氏との対談を行った。注目の錦織について、松岡は今年中にグランドスラム(四大大会)を制覇しなければ、今後難しくなると予想した。
プロテニス最高峰の大会・グランドスラムは全豪、全仏、ウィンブルドン、全米と4つある。錦織にとって、まずどれか一つで優勝することが悲願で、5月28日から全仏オープンが開幕する。
松岡は「ギリギリのところ、グランドスラムのところで、体力というよりも、もう一つ大きなカベみたいなものがあるような気がします」と、錦織の現状を分析した。その壁を超える難しさを「ジョコビッチもマレーもずーっと破れなかった」と表現しつつ、「でも破ったらずーっと勝ち始めた。破る方法を知ってるから」と産みの苦しみであると語った。
ただ、「1年後、2年後になってくると、若手が出てきちゃいます」と錦織に続く年代の選手が出てくることを懸念した。「今、若手で本当に危ないなというのは(ニック・)キリオス選手(オーストラリア)だけです。でも、その他の選手が急ピッチでやってきていますから。その壁は厚くなってしまいますので」と指摘。「ジョコビッチもマレーも不安定。こんなチャンスはないです。今年ですね」とエールを送った。