羽生“真田幸村”になる!ノーミスの演技で国別対抗戦Vだ!
6カ国で争われるフィギュアスケートの世界国別対抗戦(20~22日・国立代々木競技場)の日本代表が5日、都内で発表された。男子は世界選手権で3季ぶりに金メダルを獲得した羽生結弦(22)=ANA、銀メダルの宇野昌磨(19)=中京大=らが選ばれた。会見した羽生は、戦国時代の武将・真田幸村を引き合いに、ノーミスの演技で団体戦も制することを誓った。
400年以上前の武将の姿に、自らを重ね合わせた。羽生は、出場選手が決意を寄せ書きした国旗に「日の本一(ひのもといち)の力を!」と書き込んだ。「真田幸村的な感じになりました」。“日の本一の兵(つわもの)”と称された真田幸村を意識した心中を明かした。
日の丸を背負って戦う団体戦。平昌五輪では団体戦も行われるだけに、今大会は前哨戦の意味合いもある。3大会ぶりの頂点をつかみ、五輪へつなげるために、総大将として引っ張る覚悟だ。
世界選手権ではSP5位と出遅れた。一方、昨季はNHK杯、GPファイナルと2戦続けて世界最高得点を更新した。SP、フリーともにミスのない演技を披露し続けることこそ、羽生の野望だ。
「ボクはボクで、みんなはみんなで。その結果、団体としての団結力を出したい」。日本に生まれ、世界の頂点に立ったサムライが、400年後も語り継がれるような伝説の演技を披露する。