卓球男子で世界選手権（５～６月、ドイツ）史上最年少代表に選出された張本智和（１３）＝エリートアカデミー＝が７日、アジア選手権（９日開幕、中国・無錫）に出場するため、羽田空港から出発。「出るからにはどんな大会でも金メダルを狙う。レベルが高いので、目の前の１戦１戦に集中したい」と意気込んだ。

　１月の全日本選手権では男子シングルスの初戦で敗退し、ジュニアの部でも準々決勝敗退。以降は課題であるフォアハンドとフットワークの改善に取り組んでおり、「試合でどれくらい通用するか楽しみ」とテーマを掲げた。

　故郷が仙台市とあって、プロ野球の楽天ファン。現在パ・リーグ首位のイヌワシ軍団について、「試合結果はいつもチェックしてます。今季は５勝１敗で調子がいいんです」と満面の笑みを浮かべ、意気揚々と出発ゲートに向かっていった。